建てようネット[徳島]で建てた家

建築家と素敵な家づくり

祝142棟目 K邸『川内の家』


建てようネット[徳島]の実績

建築家決定217件

完成物件161棟(新築125棟、リフォーム24棟、店舗8棟、店舗兼住宅4棟)

(2016年6月30日現在)


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祝142棟目 建てようネットで建てた家

徳島市・K邸

川内の家

建築家・野々瀬徹+北島建設

 

「田の字」でつながる、豊かな暮らし。

 

母屋との縁を生み出すために

 和風なのに、どこかモダン。新しいのに、なぜか懐かしい。そんな多様な心地良さを兼ね備えた住まいが、徳島市の田園風景の中に姿を現した。

 「若い頃から、家を建てるなら建築家にお願いしたいと思っていました。他のどの家とも似ていない、自分たちだけの住まいにしたかったからです」とご主人。建てようネットにある建築家の膨大な資料に目を通すうち、野々瀬さんの作風や考え方に惹かれていった。

 「田園風景と調和した佇まいにすること、空調に頼らずに過ごせることなど、野々瀬さんはこちらが出した要望を高いレベルで実現してくれました」。

 建築デザインを行うにあたり、野々瀬さんが最初に考えたのが母屋との関係性。両親の家と同じ敷地内に建てるため「お互いの縁がつながる」ことを設計の中に封じ込めた。

 「南側に玄関を兼ねた明るく風通しの良い土間と縁側のある空間を設けました。縁側に腰を掛けると、ガラス窓からお母さんが花壇を手入れする姿や子どもたちが遊ぶ様子を見ることができます」と野々瀬さん。お互いの家の間に庭を設け、リビング側にも庭とつながる濡れ縁を設けるなど、生活のさまざまな場面でコミュニケーションを創出するための仕掛けが施されている。

施主や職人を巻き込みながら

 平屋に住みたいという夢を持っていたこともあり、ほぼすべての暮らしを1階で完結できるように設計したのもポイントの一つ。玄関先の土間から屋内を見渡すと、リビング、和室、キッチン、ダイニングが「田の字」でつながっている。

 「普段は障子を開け放ち、広々と使っていただけるよう設計しました。各部屋の目的に合わせて天井の高さを変えることで、和室の落ち着きやリビングの開放感などを両立しています」。

 すべての空間には、保温性や吸湿性に優れた天然乾燥の杉の無垢材を使用。事前に施主とともに製材所まで足を運び、家づくりに使用する材木を確認することで安心感を高めた。また、無垢材の表情を活かした設計とするため、日本家屋に精通した職人に依頼。大工も「久々に腕が鳴る仕事だ」と嬉しそうに話したと言う。施主はもちろん、製材所や職人を巻き込みながら、一つのチームとして家づくりを楽しむ。その姿勢が、個性的で洗練された住まいの表情となっている。

 「作り付けの台所や水回り、快適な家事動線など、予想をはるかに超えた素晴らしい家になりました。時とともに深みを増していくこの家とともに、私たちも年齢を重ねていけたら」とご夫婦。その願いは、すでに約束されたようなものだろう。

Kさんの夢を叶えた建築家

[建築家]野々瀬徹

NONOSE 顔写真

【プロフィール】

1950年生まれ、血液型O型、山羊座。武蔵野美術大学造形学部建築学科卒。東京の設計事務所、徳島の建設会社設計部勤務後独立。四国大学キャンパス、ジャストシステム本社など大規模建築の仕事も多い。一級建築士。

 設計コンセプト

「『敷地周辺の田園風景との調和。空調に頼らない通風がよい室内環境』という要望の中で自然と縁側や田の字プラン、深い庇など日本で古くから親しまれてきた家の要素を取り入れることとなりました。しかし、そういった要素をただ並べるのではなく、現代の生活の受け皿となるように。若い家族のこれからの人生と共に成熟していくように空間、素材を吟味しました」

 

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周囲の田園風景に溶け込むよう外観デザインを行った。隣の母屋とのつながりを深めるため、共用の庭や花壇などを設けている。

周囲の田園風景に溶け込むよう外観デザインを行った。隣の母屋とのつながりを深めるため、共用の庭や花壇などを設けている。

1階にあるすべての部屋は、作り付けの障子によって仕切ることが可能。部屋ごとに障子のデザインを変えることで、空間の印象をコントロールしている。

1階にあるすべての部屋は、作り付けの障子によって仕切ることが可能。部屋ごとに障子のデザインを変えることで、空間の印象をコントロールしている。

奥さまがこだわった作り付けのキッチンにも杉材を使用。食卓やリビングから見えない間取りにすることで、不要な生活感が出ないよう配慮している。

奥さまがこだわった作り付けのキッチンにも杉材を使用。食卓やリビングから見えない間取りにすることで、不要な生活感が出ないよう配慮している。

キッチンと一直線の導線でつながる水回りスペース。無垢材とかわいいタイルの組み合わせが優しい雰囲気。床も杉材なので、裸足で歩いても気持ちいい。

キッチンと一直線の導線でつながる水回りスペース。無垢材とかわいいタイルの組み合わせが優しい雰囲気。床も杉材なので、裸足で歩いても気持ちいい。

暗くなりがちな階段周りも、開口部や段板の隙間から光を取り込むことで明るさをキープ。2階へと移動する家族の気持ちまで明るくしてくれる。

暗くなりがちな階段周りも、開口部や段板の隙間から光を取り込むことで明るさをキープ。2階へと移動する家族の気持ちまで明るくしてくれる。

玄関先に設けられた、土間と縁側。ロールカーテンを開けると、母親のために作った花壇が目前に現れる。母屋とのつながりを深めてくれる場所だ。玄関先に設けられた、土間と縁側。ロールカーテンを開けると、母親のために作った花壇が目前に現れる。母屋とのつながりを深めてくれる場所だ。

リビング、和室、キッチン、食卓が「田の字」でつながった1階。障子上の開口部はガラスをはめ込んでいるため、個室にしても空間のつながりを感じられる。

リビング、和室、キッチン、食卓が「田の字」でつながった1階。障子上の開口部はガラスをはめ込んでいるため、個室にしても空間のつながりを感じられる。



建築データ

■家族構成 施主、妻、子ども1人

■構造 木造

■工法 在来工法

■敷地面積 448.53㎡(約135.68坪)

■延床面積 合計149.82㎡(約45.32坪)

       1階95.67㎡(約28.94坪)

                  2階54.15㎡(約16.38坪)

■スケジュール 設計期間2013年10月~2014年6月

        施工期間2014年8月~2015年2月

■設計・監理 野々瀬建築都市設計事務所

■施工 北島建設



K邸平面図

8月号金田邸平面図画像

1. ポーチ

2. 玄関

3. 物置

4. 浴室

5. 洗面・脱衣

6. WC

7. 納戸

8. 台所

9. 食堂・居間

10. 和室

11. 濡れ縁

12. 縁側・土間

13. 寝室

14. WIC

15. 子供室