徳島の建築家

あなたの夢を叶える徳島の建築家24人

cafe polestar / カフェ・ポールスター

敷地は、人口約1800人(建設当時)の過疎と高齢化が進む徳島県で一番小さい町、上勝町。南面は生活道、北面は自然が拡がる風景と対面する敷地条件だった。内部に入ると大きな自然が目に飛び込んでくるように三寸勾配の片流れ屋根を採用し、長く大きなテーブル、大きな窓、上勝舞台と呼ばれるデッキテラスは、奥へと延びていく風景を意識させ、四季折々の風景と身体が呼応する。また、水平に伸びる屋根は、自然を美しく切り取り、通りを行き交う人達にも『上勝らしさ』を感じてもらうことができる。内部は無垢のフローリング、梁現し、漆喰塗仕上げと自然素材を採用し、内部の空気環境も整える。建築が町で継承されていくことは愛着をもって利用されることだと考え、内部の漆喰塗や塗装の仕上げはワークショップが開かれ、オーナーや町民、知人によって仕上げられた。

穴吹の家

敷地は、穴吹川に抜ける国道沿いの住宅街。敷地からは山や川といった自然は見えず、交通量の多い通りだったため、内向きに拡がりをつくろうと『コの字型』の平屋を提案する。ひとつの部屋と捉えた大きく開かれた中庭は、どの部屋にも太陽の光を落とし込み、心地よい風の通り道になっている。また、住まい手の要望でもあった家族や知人達が集える中庭は、大きな空をつかみとり、様々な表情が味わえる楽しい食事の場をつくり、どこからも家族の気配が感じられる『繋がりある住まい』の大切な核となった

穴吹の家Ⅱ

敷地は、穴吹川に抜ける国道沿いの住宅街。子育てを終えた夫婦二人暮らしの終の棲家。老後の事を考え、シンプルな動線の平屋を提案する。敷地や予算の条件から、あまり家を大きくできないとう制限があったが、廊下を極力減らし、高い天井高を採用するなどして、各居室をひろく感じられるよう工夫を施した。ご近所さんと話すこと、家庭菜園が趣味である住まい手のために菜園が見えるダイニング・キッチンと縁側スペースを設けた。

ナガヤプロジェクト

敷地は、徳島の中心にある住宅街。10年ほど手つかずで、築50年の借家だったトタン長屋をリノベーションし、雑貨屋とカフェスペースを併設。平屋建て長屋2軒の間仕切りを無くし、1軒につなぎ合わせた。時代から時代、人から人へと繋がっていくことを大切な時間軸と考え、壁や天井、窓枠などは当時の面影そのままに残し、新しくさわる部分をしっかりデザインしてあげることにより、一つの建物の中で時間の流れを感じられるように試みた。借家から店舗へ、また次の機能と人により新しい息が吹き込まれる建物は時間と共に愛着へと結びつく

鳴門大麻の家

敷地は、レンコン畑の拡がるのどかな農業地域。県産材を力強く使った住まいというのが、住まい手の一番の要望であった。1階に和室や夫婦寝室といった落ち着ける場所をつくり、2階にはダイナミックな木組みに囲まれた、レンコン畑と大きな空を一望できるLDK空間を設けた。毎日変化する風景をふんだんに味わいながら家族で家事や勉強、食事を楽しむ住まい。

総合センター 川又商店

敷地は、吉野川から少し入った美しい自然が残る静かな里山、美郷。おもに地元住民が利用する地域密着型の商店だった。今回のリノベーションで、今までの日用品と雑貨・衣料などの販売に加え、地元の方や観光客が気軽に集まり、利用できるコミニュティースペースを融合させた。既存の箱の中に、ぐるりと囲んだ木材だけで組まれた間仕切り壁は、買い物客とコミュニティスペース利用者が交わらない役目を担っている。背の高い従来型の什器を撤去し、開放的な空間に仕上げたことによって、商品一つ一つが見やすくなり、また、夜には優しい光をマチに灯す。

福井県 丸岡の家

敷地は、ごく一般的な住宅街の中にある宅地。吹き抜けのある住まいが、住まい手の要望であった。
1階にLDK空間を配置し、木塀に囲まれた芝生の庭で暮らしを楽しめるように内と外が緩やかに繋がるウッドデッキを設けた。2階は、子供室や夫婦寝室を設け、吹き抜けを通して『自分の住むマチ』を望めるようにした。刻一刻と変わりゆくマチを望みながら時間と共に『育まれる住まい』。