美しく時代を超えて
愛される建築をつくる
家はあたりまえのことですが人が住まうところです。生活のかなりの部分を受けとめる場です。家を劇場としてとらえると、芝居のセットのような家は、一見面白く華やかですが一幕の夢と共に消えるようなものだと思います。
私はセットではなく、多彩な人生が演じられる劇場そのもののような家をつくりたいと思っています。

作風について
建つ場所、環境、住人の世界に深く共振するモダニズム建築。設計しようとする建築をあらゆる角度から探求しつづけ、ある瞬間閃いた空間のイメージを建築の種子とし、それを育てながら設計します。つくろうとする建築に適した工法と建築材料を選択します。基本的には、本物志向で、木や石や焼き物や土やコンクリートや鉄などを素材を生かした建築をつくろうとしています。