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徳島の建築家

ARCHITECTS IN TOKUSHIMA
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久住 高弘

Kusumi,Takahiro

事務所名

久住建築設計事務所

プロフィール

・1954年生まれ、血液型A型、蟹座。
・修成建設専門学校卒。
・久住建築設計事務所入所、1996年から代表取締役。
・一級建築士。

わたしのモットー

責任と誇り

自分の作風

「快い緊張感のある空間」だと思います。
抽象的になりますが、ピンと張った「空気」をつくりたいと考えています。
例えるなら、古来より培われてきた日本建築の凛とした佇まいです。
しかもそれは、リラックスできるものでなくてはなりません。
壁と天井が直線で構成され、そこに光と影が一年を通し多様な表情を映し出します。
また、シンプルで無駄を排除した空間の中に個性、インテリア、家族模様が織り込まれ、緊張感がありながらも快い空間が完成します。

家づくりの考え方

日本に建つ住宅は、日本人の文化、美的感性が感じられるものにしたいものです。
それは、当然西洋のコピーではなく、また、決して民芸風や伝統の日本建築でもありません。
現代社会に対応しうる、日本人にふさわしい住宅を創りたいと考えています。

私の原点

谷崎潤一郎の随筆
「陰翳礼賛」

久住さんの原点:谷崎潤一郎の随筆
「陰翳礼賛」(いんえいらいさん)

1933年に出版された陰翳礼賛(いんえいらいさん)は、日本の文化、美意識を解りやすく表現した随筆である。
その内容は、建築に関するものが多く書かれているが、それから80年余り経過した現代では建築も当時と様変わりしている。
しかし、陰翳礼賛は今の時代にこそ必要だと思っている。改めて考えてみると、私の「家づくりの考え方」「自身の作風について」などは、大きく影響を受けていることが解る。
また、20年ほど前から住宅を設計する上で、私がテーマとしてきた「カーテンを閉めずに暮らせる工夫」「庭に近い暮らし」「人に優しい光の中で」なども同様である。
そして、陰翳礼賛はポール・ヘニングセンの名言「良質な照明とは、重要な物に沢山の光が当たっていて、かつ、あまり重要でないものにちゃんと少なく光が当たっている状態だ」と通じる。
人間に五感が存在する限り、住宅設計で「豊かな空間を創る」には一番大切なものだと考えている。

建築実例