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徳島の建築家

ARCHITECTS IN TOKUSHIMA
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清水 裕且

Shimizu,Hiroaki

【目次】
1.事務所
2.プロフィール
3.モットー
4.作風
5.家づくりの考え方
6.原点
7.建築実例

事務所

環境デザインワークス

プロフィール

  • 1975年生まれ、血液型A型、かに座。
  • 東京理科大学理工学部土木工学科卒。
  • 徳島の建設会社勤務後、独学で建築の世界へ。
  • 一級建築士。

わたしのモットー

「情熱を持って!!」

自分の作風

作風というのは今までに体験した空間や建築哲学から無意識のうちに影響を受けていると思う。
オスカー・ニーマイヤーは「建築とは発明である」と言ったが、そうではなく「建築とは発見である」の方が正しいのではないか。
過去に新しい答えの99パーセントがある。それを発見し、その時の条件に即して自分なりの表現にすることが建築設計だと思う。
だから作風というのは作為的にそれをつくっている場合を除き、意識の外によるところが強いため、自分ではなかなか言葉で表現することが難しい。

家づくりの考え方

「ハレ」と「ケ」。「非日常」と「日常」。
◎ 店舗など非日常の空間は「ハレ」の世界と捉え、エンドユーザーであるお客様に、その空間やそこで過ごした時間をいかに印象付けられるかを考える。残像や残響、余韻といったものを大切に。
それに対し家は基本的に「ケ」の世界だと捉える。
◎ 家というのは日常を包み込むもの。奇をてらったデザインでなく、飽きがこない普遍性を持ったものにしたい。そして、明日への歩みのために休まる場所でなくてはならない。家というのは住むところ。哲学者ベンヤミンは「住むということは痕跡を残すことである」といった。生きた痕跡が刻み込まれ、時とともに美しくなる=「古美(ふるび)る」ものにしたい。例えば⋮。歌でいえば童謡「赤とんぼ」、衣でいえば「普段着」、食でいえば無農薬の「白ごはん」。そういう家をつくりたい。

私の原点

保育園

橋の麓にこんもりとした小さな山があった。そこには小さな子どもを挟んで両側に大人ふたり、三列横並びで歩くのにピッタリな幅の坂道があり、転落防止用フェンスが、そのこんもりとした緑に水色の一本線をフリーハンドで描いていた。その坂道を上ると広場が右上から現れ、上ってきた人たちを包み込んでくれるようにコの字型の建物があった。コの字の中心にはパーゴラ付の砂場があり、そのパーゴラに巻きついた植物が心地よい緑色の陰翳をつくっていた。ブランコに乗ると、眼下で僕たちの町が上下左右に揺れた。外壁の板張りはピンク色に塗装され、その経年変化がなんとも愛くるしかった。笑顔の建築だった。包容力をもつ場所だった。以上、僕が通った保育園の情景をざっと描写してみました。笑顔の建築はもうそこにはありませんが、当時からずっとこの場所が好きです。この場所が建築における僕の原点かもしれません。

事例紹介

建築実例