■大賞受賞「小さな石場建ての家」
建てようネット[徳島]登録建築家でもある清水裕且さん[環境デザインワークス]がこの度、
第4回JIA四国建築賞2020において大賞を受賞されました!!
これを記念して受賞作品「小さな石場建ての家」の見学会を開催します。
葉枯らし乾燥(自然乾燥)させた徳島のスギを使い、
伝統構法で建てられたこの家には、
自然素材の生産・加工・流通にかかわる人たち、
設計・建築に携わる人たちの熱き想いが詰まっています。
建築に興味のある方はもちろん、
そうでない方にもぜひご覧いただきたいです。
「自然素材を使った家ってどんな感じ?」
「水害や地震に備える家づくりって?」
という方もぜひお越しくださいね。
開催日時
●2021年 1月23日(土曜)
●2021年 1月24日(日曜)
※両日とも午前10時~、最終受付は午後3時30分。
※お一組につき30分ずつ。
【事前予約制】ご予約の時間帯は完全貸し切りとなり、ほかの方と滞在時間が重なることはございません。
場所
徳島市大原町(論田小学校周辺)
※詳細はご予約が確定した方に直接お伝えします。
予約方法
このページ最後にあるWEB予約フォーム、またはお電話(088-654-1118)でご予約ください。
第4回JIA四国建築賞2020
大賞「小さな石場建ての家」
設計監理:清水 裕且[環境デザインワークス]
■設計コンセプト
大切に住み継いで「未来の古民家」となるよう「古美(ふるび)る)」自然素材で構成した石場建ての家である【※1】。
大工の手刻み【※2】による木の架構が内部空間に秩序と安心感を与えてくれる。
地面から1.5メートル上げた高床は湿度、水害対策だけでなく、敷地状況にあった景を得る。
コンパクトでも窮屈さを感じさせないように、水廻りをコアにした行き止まりのない回遊性プランとし、玄関から奥に進むにつれプライバシー度を高め、小さな住宅でも「真・行・草」と空間が「奥ゆかし」く移ろうことを意識した。
【※1】石場建て(いしばだて)
お寺や神社、古民家などに見られる伝統構法の一つ。
建物と土台を敢えてつなげず、石の上に柱をのせているだけの造り。
大規模地震の際は、石と柱がずれることによって、建物に加わる力を減衰させる。
また、経年変化にともなうメンテナンスの容易性も特長と言える。
【※2】手刻み(てきざみ)
木の特性を見極めて、一つひとつの材料に墨で線を引いたり印をつけたりしながら、手作業で加工を行うこと。
■日本建築家協会(JIA=The Japan Institute of Architects)は、
建築の設計監理を行う建築家の団体として、1987年に結成されました。