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建てようネットで建てた家

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キッチンをかこむ家 #229

[名西郡石井町・H邸]
●設計:杉本真理子
●施工:司工務店

 想像力を掻き立てられて、時間がたっても飽きがこない家を――。建築やインテリアが好きな奥さん主導で進んだ家づくり。建築家・杉本真理子さんは、仲良し家族のために、コンパクトで高機能な住宅を設計した。

キッチンに家族が集う暮らし

 ご主人も料理をするというご夫妻らしく、家の真ん中にキッチン。「料理をつくる」「食べる」「くつろぐ」の関係を近づけて、そこに家族が集うような生活を描いた。個室のある2階とは吹き抜けを通して気配を感じあえる。

二人で住むのにちょうどいい大きさ

 お子さんの自立が近い年齢ということもあってか、ご夫妻は最初から「二人で住むのにちょうどいい大きさ」を希望されたとか。(コンパクトな住宅を特集した建てようネット別冊『徳島のU33住宅』を愛読いただいたそうです。ありがとうございます。)実際に居住スペースは延床34坪とストイックに抑えた。「小さくするには緻密な計算がいるんです」と杉本さん。特にキッチンとソファーのバランスが、この家の大きなポイントになっている。

長期優良住宅・・・・高機能と快適さの両立

 また、長期優良住宅を取得するために、普段に増して高い断熱と耐震を施した。ひと冬を過ごしてみて、「家のどこにいても寒くないんです」とご主人。「光熱費も前のアパートの時より安いので驚きました」。一方で、窓は大きく開放的で、性能と快適さの両立を果たしている。(お風呂とトイレの解放感にはかなり驚きました!)
 「断熱性能の高い住宅は、住む人の健康寿命を延ばしてくれる健康住宅でもあるんです」と杉本さん。「建て主がずっと長くその家で暮らせるように」将来の変化を受け入れられる余白も準備してる。

いろんな場所を感じる豊かさ

「その場所ごとに味わいがある素敵な家になりました」と喜ぶ奥さんと、それをあたたかく見守る家族。幸せな家づくりが、また1つ実現しました。

HOUSE photoコレクション

Hさんの夢を叶えた建築家

杉本真理子(すぎもとまりこ)
[アトリエ・クー]

1964年生まれ、血液型B型、山羊座。
神奈川大学建築学科卒。
埴淵建築設計室、小西英利建築設計室を経て、独立。
二級建築士。

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