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建築家とつくる「徳島のいい家」
こだわりの注文住宅(178棟目)をご紹介します

[板野郡・T邸]
設計:中村 正則
施工:小野建設

Contents

[1]House photo コレクション
[2]
レポート&インタビュー
住宅取材のプロライターが施主と建築家にききました
[3]
建築家プロフィール
[4]
設計コンセプト
[5]
建築データ

House photo コレクション

「家族の集いを、優しく誘う家」

[寝室と子ども部屋の間に設けられた共有スペース。現在は子どもの遊び場として、将来的には第2のリビングなどとして使うことができる]


[1]上下階をつなぐ吹き抜けは光や風だけでなく、家族の気配も運んでくる。1階と2階の気温を一定に保つことにも貢献している。

[2]LDKの横に設けられたサンルームは、冬場でもエアコンがいらないほどポカポカ。庭の風景とも一体となっており、暮らし方を豊かに演出してくれる。

[3]思わずゴロゴロしたくなる和室。間仕切りを取り払うことでLDKと一体化させており、限られたスペースにもかかわらず抜群の開放感を誇る。

[4]広々としたシューズクロークを併設した玄関。ご主人のロードバイクを収納するためのスペースも設けられている。

[5]夜になると、行灯のような優しい光を周囲に放つ外観。木材を用いた現しの天井も、雰囲気づくりに一役買っている。

[6]木造フレームのアプローチが家族やゲストを迎える外観。駐車場スペースにも緑地化を施すなど、屋内外に自然の要素を取り入れている。


レポート&インタビュー

共有スペースで家族の交流を加速

ちょうど2人目の子どもが産まれた時期に、子どもをのびのびと育てられるマイホームの新築を考え始めたご夫婦。
建てようネットの面談を通じてパートナーに選んだ建築家は、“家族の関係づくり“を最重視する中村正則さんだった。

「中村さんには、土地選びにもご協力いただきました。最初は候補に入っていなかった実家の土地を選んだのも、適切なアドバイスをいただいたお陰です」とご主人は喜ぶ。

最初の企画提案で中村さんがご夫婦に提示したプランは3つ。
家の間取りや土地の活用法が多様に描かれたイラスト図案をもとに、ご夫婦が自分たちの具体的な希望を加えていった。

今回の建築デザインで中村さんが一番こだわったのも「家族の関係性」を深めるための間取り。どこにいても家族それぞれの気配が感じられるよう、できるだけ壁で仕切らない間取りを心掛けた。キッチンに立つ奥さまのもとには、2階で元気に遊ぶ育ち盛りの子どもたちの声が届けられるという。

「個室はできるだけ小さくし、共有スペースを広く心地の良い空間にすることで、子どもたちは自然に部屋から出てきてくれます」と中村さん。2階の中央に設けられたプレイルームは子ども部屋と一つの空間として機能し、部屋中を自由に駆け回る子どもたちの格好の遊び場として活躍している。

夫婦の幸せを一番に考える

家族が集う1階の空間は、リビングとキッチン、和室、サンルームで構成。空間一つ一つの面積はそれほど広くないものの、間仕切りを取り払った吹き抜けのある空間は、想像を超える心地良い開放感を放っている。

また、床や天井に用いた杉材や珪藻土クロスなど、建築材には心にも体にも優しい自然素材を使用。木造の軸組工法を用いた現し(あらわし)によって、木材の表情をナチュラルな空間デザインへと昇華させた。

さらに、2階部分に張り巡らせたハイサイドライトによって、各方角からの明るい光と風通しを確保。夏にはそよ風の吹く木陰のような心地良さを、そして冬には太陽光と蓄熱ファンヒーターによる包み込むような暖かさを得ることができる。

「リビングに隣接するサンルームも、太陽の恵みを享受しながら、高齢になっても豊かに暮らすための空間です。国は断熱性能を高めるために窓の面積を抑えるなどの方針を打ち出していますが、もっと豊かに暮らすための家づくりにこだわっていきたい」と中村さんは話す。

もう一つ、中村さんが大切にしているのが「夫婦の未来」を一番に考えたデザイン。子どもが自立した後のライフスタイルも含め、施主の豊かな人生の在り方をトータルで考えるからこそ、すべての世代が心地良く暮らすための家づくりが可能になるのだ。

Tさんの夢を叶えた建築家

[プロフィール]
中村 正則
1952年生まれ、血液型O型、獅子座。
法政大学工学部卒。
森下建築設計事務所を経て、独立。
一級建築士。建築士会バリアフリー研究会、徳島ユニバーサルデザイン研究会に所属。

T邸の設計コンセプト

働く夫婦と2人の子どものご家族がご実家の隣に建てた住宅。郊外の良さを活かして、のびのび子育て、自分たちの趣味や楽しみも実現し、ご実家との助け合いも。杉をふんだんに使った自然素材の家は、夏はエアコン無しでも暮らせ、冬はポカポカ・サンルームで。将来にもフレキシブルに対応できるオープンな住まいは、どこにいても家族の気配が感じられる。

建築データ

■家族構成:夫婦、子供2人
■構造:木造2階建て
■工法:在来軸組工法
■敷地面積:261.42平米(約79.2坪)
■延床面積:
合計 126.4平米(約38.2坪)
1階 69.7平米(約21.1坪)
2階 56.7平米(約17.1坪)
■スケジュール
設計期間:2016年5月~2017年6月
施工期間:2017年7月~2018年2月
■設計監理:M&N都市建築設計事務所
■施工:小野建設

建築家とつくる「徳島のいい家」
こだわりの注文住宅(175棟目)をご紹介します

[徳島市・K邸]
設計:中野次郎
施工:北島建設

Contents

[1]House photo コレクション
[2]
レポート&インタビュー
住宅取材のプロライターが施主と建築家にききました

[3]
建築家プロフィール
[4]
設計コンセプト
[5]
建築データ


House photo コレクション

「柔軟な未来を、デザインする家」

[コの字型の建物の中央に設けられた中庭。深い軒の下にはリビングとフラットな床を設け、内と外をつなぐ中間領域として機能している]


[1]南側の大きな開口部から光を取り込むLDK。壁によって周囲からの視線が遮られているため、ロールカーテンを開けた状態で生活することができる。

[2]人の流れを遮らないよう横向きに設置されたアイランドキッチン。カウンターの足元を彩るタイルは、施主のこだわりによるもの。


[3]LDKの向かいにあるゲストルーム。ライフスタイルの変化に合わせて自由な使い方ができるよう、シンプルなデザインが施されている。

[4]2階の個室は、施主の趣味や嗜好を活かした空間に。東京のショールームまで一緒に足を運び、デザインコンセプトを決定したそう。


[5]リゾートホテルを思わせる開放的な水回り空間。ガス暖房を用いているため、冬場でも暖かい空気に包まれている。

[6]ウッドデッキの上部に深い軒を備えたベランダ。庭側の壁の一部に透過性のある手すりを用いることで、太陽光をプライベート空間に届けている。



[7]ガレージは玄関と隣接しているため、人目を気にすることなく屋内に移動することが可能。勝手口とつながる裏街道的なルートも用意されている。

[8]施主の憧れだった打ちっ放しを東側の外壁として使用。上部の角度を屋根の勾配に合わせることで、一体感のある風景を生み出している。



[9][10]玄関の青い壁が印象的なファサード。2階部分をセットバックさせることで、街に優しく調和する佇まいを実現している。



レポート&インタビュー

足し算よりも引き算を重視する

ご家族の商売の歴史を支えてきた思い入れのある土地に、次代を担う子どもが暮らすための家を新築したい。そんな目的でスタートした家づくりだったが、そこには3世代それぞれの住まいや今後の暮らし方に対する思いが交錯していた。

「息子さんが暮らすだけではなく、県内外の親せきが集まる場所になったり、多様なゲストをお迎えしたりする機会も出てくるとのことでした。3世代をつなぐ縦軸と同時に、いろんな方々との関係をつなぐ横軸を満たす必要があったと言えます」と建築家の中野さん。

“コの字型”の建物の北側には、南側から豊かな光が届くLDKを配置。緑の人工芝が印象的な中庭を挟んだ向かい側に、フレキシブルに使える広いワンルームを設けた。現在は〝ゲストルーム〟と名付けられてはいるが、実はこの部屋の存在こそが今回の家づくりにおいて大きな意味を持っている。

「3世代それぞれのご意見を伺い、家の機能として次々に足していくのは思考的には楽な方法です。ただ、実際の建物のスケール感や全体的な予算を考えた時には『何を足すか』よりも『何を引くか』の方が大切になることが多いのです。南側に自由に使える空間を設けたのも『こう使いたい』と決めつけるより『こう使えるのではないか』という発展性を重視した結果です」と中野さんは話す。


「明確な答えを出さない」という高度な柔軟性

あえて目的をあいまいにした空間を設けること。それは簡単なように見えて、非常に難しい作業だ。実際、中野さん自身も「将来的にはこんなふうに使われるはず」という明確な答えを用意していない。その絶妙な感覚は、これまでの経験の中で培ったものではないかと思わされる。施主は、中野さんとの家づくりの思い出について、ちょっぴり楽しそうに話し始める。

「こちらが『こんなふうに使いたい』と言っても『いえ、あえて決めつけずに将来的な余白を残しておきましょう』って。時には県外にも足を運びながら、私や祖父、息子の意見を本当に一生懸命に聞いてくれるのですが、私たちの意見を上手に取り入れる部分と、新たな提案をいただく部分のバランスが本当に素晴らしいんです」

今では親戚が帰省した時の寝室として使ったり、広々とした収納空間として使うなど、そのフレキシブルさを十分に活用。「いつかは庭で映画を見たい」という子どもの夢も、余白を残した引き算の家づくりが導いた結果だと言えるだろう。

もちろん、アメリカ西海岸の雰囲気にまとめた2階の個室や、施主の憧れだった庭の打ちっ放しのコンクリート、外国製の水回りなど、個々の要望も随所に反映。それぞれが好きなものに囲まれながらも、自由に未来をデザインできる家が、ここに完成した。


Kさんの夢を叶えた建築家

[プロフィール]
中野次郎
1974年生まれ、血液型O型、蟹座。信州大学工学部卒。
北島コーポレーションで企画設計を担当の後、独立。
一級建築士、インテリアコーディネーター、一級施工管理技士。

K邸の設計コンセプト

都市部のコートハウス。線路、国道、近接建物からプライバシーを守りつつ、拡がりある豊かな空間を成立させることに努めた。室内→軒下→中庭、そして屋内つながりの『はなれ』という空間構成は、利用シーンにバリエーションをもたらす。晴れの日はリビングと中庭を合わせて開放的に過ごす。シトシト降る雨の日も、深い軒の下にテーブルを出す。日が暮れて自らの家の灯りに囲まれる安心感。

建築データ

■家族構成:3世代
■構造:木造2階建て
■工法:在来軸組工法
■敷地面積:413.47平米(約125.07坪)
■延床面積:
合計 178.92平米(約54.12坪)
1階 42.49平米(約43.10坪)※車庫含む
2階 36.43平米(約11.02坪)
車庫 40.58平米(約12.27坪)
■スケジュール:
設計期間:2015年8月~2016年8月
施工期間:2016年10月~2017年8月
■設計監理:ナカノジロウ建築デザイン事務所
■施工:北島建設

建築家とつくる「徳島のいい家」
こだわりの注文住宅(174棟目)をご紹介します

[徳島市・T邸]
設計:竹内郁夫
施工:新井建設

Contents

[1]House photo コレクション
[2]
レポート&インタビュー
住宅取材のプロライターが施主と建築家にききました
[3]
建築家プロフィール
[4]
設計コンセプト
[5]
建築データ

House photo コレクション

「新旧の匂いが、交差する家」

[1]家具が入った後のLDK。トップライトから優しい光が降り注ぐ。無垢材やタイル、漆喰など複数の素材で空間を構成することで、抜け感をさらにアップさせている。


[2]アイランドキッチンは、奥さまの身長に合わせて高さを調整。キッチン上部の天井にも無垢材を使用し、より温かみのある空間に。


[3]浮造りのフローリングが、足元を心地良く刺激するLDK。東側の土間が愛犬たちの居場所。トップライトの周囲は化粧垂木によってデザインされている。

[4]北側の通りから見た外観。向かって左の通路を奥に進むと玄関がある。駐輪場のルーバーによって一体感のあるデザインを実現。

[5]木材を重ねてつくった框のデザインが美しい玄関。視線の先には、旧家の建具と坪庭が出迎えてくれる。壁上部の開口部はリビングとつながっているため開放的。

[6]重ね張りが施された無垢材の壁が印象的な東側の外観。深めの軒を設けることで、屋内に入ってくる光の角度をコントロールしている。


レポート&インタビュー

施主の熱量を住まいの個性に変えて

まったくゼロの状態から、自分たちだけの理想の住まいを形作る─。
それは建築家を家づくりのパートナーに選ぶ最大のメリットと言える。施主が抱く夢や希望への熱量が大きければ大きいほど、完成した住まいには個性が宿り、大きな輝きを放つことになる。

今回のキーパーソンとなったのは、以前から家づくりへの強い情熱を抱いていた奥さま。築70年以上の歴史を持つ旧家を建て替えるにあたり、細かな要望にしっかりと応えてくれる建築家との家づくりを望んだ。

「建てようネットで竹内さんをご紹介いただいたのですが、今までに手掛けられていた住宅やカフェの雰囲気にすっかり魅せられてしまって。また、家相を取り入れた家づくりの経験をお持ちだったことも、パートナーとして指名させていただくきっかけになりました」

奥さまが、今回の家づくりにおいて欠かせない要望として掲げたのが「光、風、緑などの豊かな自然を取り込む」、「ペットも家の中で心地良く暮らす」、「多人数のゲストを招きやすい空間」の3つ。玄関や水回り、部屋などの位置が家相によって決められる中、ご家族の要望を最大限に満たしながら、心地良く暮らせる空間を提案することが、建築家の大きなミッションの一つとなった。


旧家の歴史と魅力を新築にプラス

 南北に伸びる敷地を活かすため、家族が集うLDKと、寝室や書斎などのプライベートスペースを北側と南側に分割して配置。南側に建つビルからの視線を防ぐため、LDKにトップライトを設けることで明るい光を確保した。

また、リビングの東側には庭とつながる細長い土間を設置。内と外をゆるやかにつなぐ中間領域は、愛犬たちの居場所としても存分に機能している。さらに、心地良い空間づくりに定評がある竹内さんが着目したのが、旧家に使われていた柱や建具、家具などの素材だった。

「ご主人のおじいさんが大工をされていたこともあり、家の建具や家具などを自らの手で丁寧に作られていました。家族の歴史が詰まった素材を新しい住まいにも活かしたいと思ったんです」

真新しい浮造りのフローリングや漆喰壁、タイルなどを用いたリビングに、経年変化によって存在感を増した建材をミックスさせることで、新旧の絶妙なコントラストを生み出すことに成功している。引込戸を解放すればリビングと和室は一体化し、多くのゲストを気持ち良く迎える場へと早変わりする。「まったく新しく生まれ変わった家を見て、親せきは『昔の家に戻ってきたみたい』って言ってくれるんですよ」と奥さまは嬉しそうに笑った。


Tさんの夢を叶えた建築家

[プロフィール]
竹内郁夫
1969年生まれ、血液型A型、さそり座。
九州産業大学工学部建築学科上和田研究室、現場監督、丹羽建築事務所を経て独立。
二級建築士 徳島大学工学部非常勤講師。

T邸の設計コンセプト

敷地には間口の狭いおじいさんが建てた歴史のある町屋が建っていました。木の外壁、木の窓を使用したこの建物を修繕して使うのは準防火地域にあるために無理があり、そこで使える柱、床、建具を新しい住宅で生活していて感じられるところに使用。プランもオーソドックスに真ん中でパブリックとプライベートを分けています。敷地の南側には中層ビルが建っており、建物の日当たり内部仕上げは気を遣いました。壁はドイツ漆喰、床には暑さ30mmの杉を浮造り加工しているため体感温度が違います。内部仕上げも杉を使い温かみのある部屋に仕上げました。

建築データ

■構造:木造平屋建て
■工法:木造在来工法
■敷地面積:315.18平米(約95.28坪)
■延床面積:
1階120.31平米(約36.39坪)
■スケジュール
設計期間:2014年8月~2016年11月
施工期間:2016年12月~2017年8月
■設計監理:IKU建築設計事務所
■施工:新井建設

建築家とつくる「徳島のいい家」
こだわりの注文住宅(173棟目)をご紹介します

[阿波市・K邸]
設計:内野輝明
施工:番匠中山

Contents

[1]House photo コレクション
[2]
レポート&インタビュー
住宅取材のプロライターが施主と建築家にききました
[3]
建築家プロフィール
[4]
設計コンセプト
[5]
建築データ

House photo コレクション

「受け継がれる風景を、暮らしに宿す」

[1]南北の窓とトップライトから明るい光が降り注ぐリビング。本棚や食器棚は造り付け。回遊性を持たせた対面型キッチンも奥さまから好評。


[2]家族が集うリビングは、すべての部屋に隣接しているので移動もスムーズ。壁には、調湿性を持った自然素材の紙クロスを用いている。

[3]リビングと隣接する和室。障子を閉じれば、個性豊かな木々が乱立する、ふるさとの森の中に佇んでいるような気持ちになれる。

[4]和のデザインが心地良い主寝室。高さや大きさの異なる窓にも、森の風景をイメージさせるためのデザインが施されている。

[5]深い軒を支えるため〝舟肘木〟と呼ばれる部材を採用。機能性と美しさを兼ね備えた日本建築の様式美が、日々の暮らしを豊かに彩る。


[6]縦に長く伸びるランダムな幅のスリットは〝森の風景〟をイメージしたもの。流木の取っ手がナチュラルな雰囲気を演出している。

[7]玄関を開けると南側の開口部が見える。玄関には網戸も設置されているため、夏場も風通しをキープできる。入って右側には下足室も設置。



[8]格子のアーチが印象的な、道路側から見た外観。「アーチは僕の中で、プライベートとパブリックの境界のような存在」と内野さん。

[9]南側から見た外観。東西に長い縁側が設けられており、雨の日も深い軒があるため安心。大小さまざまな窓は、どれも内部空間からの必然で配置されたもの。


レポート&インタビュー

実家の山の木で家づくりを実現

実家で代々受け継がれ、育んできた山の木を使い、育ち盛りの子どもと仲良く暮らせる家を建てたい─。そんな思いのもと、念願の家づくりをスタートしたご夫婦。難しい条件に柔軟に対応してくれる建築家との家づくりを望んだのも、当然の流れだったと言える。

『建てようネット』を通じて何人かの建築家と面談を行った結果、ご夫婦が家づくりのパートナーに選んだのは内野さん。
「木の使い方や見せ方など、そのセンスの良さに惚れ込んでしまいました。私たちが要望を伝えると、その場で『じゃあ、こうしましょう』と具体的なプランを提示してくださるんです」とご主人は振り返る。
内野さんを選んだもう一つの理由が、施主が所有する木を用いた家づくりへの勝算だった。内野さんは次のように話す。

「実家の木を使う方が、一般的なやり方で材料を購入するよりもお金が掛かります。そこで、長いお付き合いの宮大工の中山さんなら木材の加工から施工までをお任せできるのでコストと完成度を両立できると考えました」

ちなみに今回の住まいでは、天井の構造部分があらわしになっているが、南側の桁で深い軒を支えるために〝舟肘木〟という日本建築の技術が使われている。社寺建築などで度々協働してきた、建築家と施工会社の阿吽の呼吸がもたらした産物であると言えるだろう。


ランダムデザインでよりナチュラルな空間に

「あまりに立地条件が良すぎて、建築家としては逆に試されている部分もあった」と笑う内野さん。南側に建物がなく東西に長いという好条件の敷地を活かし、LDKや主寝室、和室、子ども部屋のすべてが南面するように配置した。リビングはすべての部屋とつながっており、引き戸を開ければ、一つの開放空間として使うことができるようになっている。

また、平屋であることを活かした高い天井にも、実家の山の木々を贅沢に使用。日中はトップライトやハイサイドライトからも光が入り、高窓を開ければ風井戸効果もあり、夏場もエアコンなしで過ごせるほど涼しい。リビングの一角には、ご主人の夢だった薪ストーブを設置。屋根他の断熱性能を高めているため、冬場の就寝時にもエアコンは必要ないそうだ。

もう一つ、内野さんがこっそりと仕掛けたのが〝森の風景〟を家の中に漂わせるデザイン。リビングの本棚の収納スペースや、障子の組子、玄関ドアのスリットの幅をランダムにして横桟を極力入れないことで、様々な針葉樹が立ち並ぶ風景をイメージしている。

「このデザインには、そんな意味があったんですね!」と驚くご夫婦に「実はそうなんです」と初めて話されている様子の内野さん。実家の両親が率先して伐り出した木材は研ぎ澄まされたデザインによって新たな命を吹き込まれ、次世代の暮らしに溶け込んでいくのだ。


Kさんの夢を叶えた建築家

[プロフィール]
内野輝明
1963年生まれ、血液型A型、牡羊座。
大阪工業大学建築学科卒。
大阪の設計事務所、埴淵建築設計室、髙﨑正治都市建築設計事務所を経て独立。
一級建築士。

K邸の設計コンセプト

肘木で持ち出した深い軒の下には全長八間半の長ーい縁側。『うちの山の木』で建てた家です。(施主の)お父さんが管理してきた山から伐り出した材料を使っています。山の針葉樹林の風景を家具や建具に映し込みました。

建築データ

■家族構成:夫婦+子供1人
■構造:木造平屋建て
■工法:在来軸組工法
■敷地面積:662.1平米(約200.6坪)
■延床面積:
1階 115.9平米(約35.06坪)
■スケジュール
設計期間:2016年5月~10月
施工期間:2016年11月~2017年5月
■設計監理:内野設計
■施工:番匠中山

その場所にしかない価値が、必ずある ―S邸―

建築家とつくる「徳島のいい家」。こだわりの注文住宅をご紹介します。

Contents

[1]House photo コレクション
[2]
レポート&インタビュー
住宅取材のプロライターが施主と建築家にききました

[3]
建築家プロフィール
[4]
設計コンセプト
[5]
建築データ


House photo コレクション

▲【外観】シンメトリーな切妻の大屋根が美しい。ガラス戸による開口部を連続させることで、庭と一体となった周辺環境の豊かさを屋内へと取り込んでいる。

▲[徳島県産杉]自然乾燥の杉材を使い、職人の手によって丁寧に施工された屋根裏まわり。入念な配線や照明計画が、美しい内観づくりを実現させている。

▲[ダイニング]キッチンに隣接する1階広間。屋根の形状を活かした吹き抜け空間は、木材の心地良さに包まれている。北側にはリビング階段を設置。

▲[和室]木の香りが心地良い2階の和室。カラフルな床の間には、書道が趣味というご主人の作品を飾る予定。ゲストの宿泊スペースとしても活用している。

▲[ランドリールーム]家のセンターに配置された洗濯室。上部には2階広間とつながるバルコニーを設けるなど、使いやすさとデザイン性を高いレベルで両立している。

▲[セカンドリビング]夫婦のプライベート空間となっている2階広間には、内と外をゆるやかにつなぐバルコニーを設置。雑木林や山の風景も、暮らしの一部となっている。

▲[大きな本棚]バルコニーから見た2階広間。つくり付けの本棚によって空間をゆるやかに仕切ることで、奥にある書斎やトイレの開放感もキープしている。

▲[ピクチャーウインドウ]庭の風景を巧みに取り込んだ玄関。お父様の趣味が写真撮影ということもあり、将来的には家族のギャラリースペースとして活用する予定。

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レポート&インタビュー

二世帯の家族を
みんな幸せに

「お施主様が探し出した土地のポテンシャルを最大限に引き出し、そこにしかない自然の恩恵を感じながら、ずっと暮らしていける住まいをデザインすること」。それが、建築家の新居さんが持ち続ける信念だ。

「都会の人から見れば、自然豊かな徳島の住環境は本当に恵まれています。しかし、近年では国の方針にとらわれるあまり、住まいの性能面を追い求める傾向が強くなっている。数値だけでは判断できない本当の心地良さや、季節感のある豊かな暮らしを提案するのが、私の役目だと思っています」(建築家・新居さん)

今回の家づくりでは、家の南側にある小高い山に着目。この象徴的な風景を暮らしに取り込むため、家族が集う1階広間を南東側に配置した。庭と一体となった雑木林や山の風景は、その場所が住宅密集地であることを忘れさせる。

「“家”と“庭”と書いて“家庭”。前山という大きな環境を意識した外部空間をつくります。その庭は、庭づくりが好きなお父様が豊かな老後を過ごすための場所でもあります。今はご夫婦の二人暮らしですが、将来的に二世帯で暮らすようになってからも、適切な距離感でそれぞれが楽しく暮らしていけるよう配慮しています」(建築家・新居さん)

たとえば、お父様の部屋は地域の気配を感じられるよう道路側に配置。1階広間との間にキッチンや洗面所を緩衝空間として配置し、世帯の暮らしを緩やかにつないでいる。

知恵と工夫で
自然の恩恵を活かす

地元の杉材をふんだんに用いた室内空間の心地良さも、綿密な建築デザインによってもたらされたものだ。切妻の大屋根の形状を活かした吹き抜け空間を見上げれば、天井の細部まで職人による手作業が活きている。

「一般的な工法では天井で構造や配線を隠しますが、すべてを露出させることで木材が持つ美しさや機能性を引き出しました」と新居さんは話す。

木材は長時間かけて自然乾燥させたものが使われており「ほかの住宅で使われている杉材と比べても香りがいいし、毎日の眠りが深くなりました」とご主人にも好評だ。

ほかにも、深い軒による光のコントロールや、住まいを自然に循環するよう設計された風通しなど、日本建築の知恵と工夫を結集しながら数値には表れない快適さを創出している。

また、日々の家事を快適にしたいという奥さまのご要望を受け、庭につきだすような形で専用の洗濯干し場を配置。雨風に左右されることなく広々とした空間で洗濯が干せるため、共働き世帯のストレス軽減につながっている。

「建物に合わせて生活をするのではなく、自分たちのスタイルに合わせた家づくりを実現することができました。これも新居さんのおかげですね」とご主人。

目に見える豊かさと、見えない豊かさの両方が、この住まいにはあふれている。


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Sさんの夢を叶えた建築家

[プロフィール]
新居照和
1954年生まれ、血液型A型、魚座。
関西大学大学院修了。
インド留学、B・V・ドーシ研究所、アフマダバード環境工科大学大学院美術科修了、東京・沖縄の建築事務所を経て独立。
一級建築士、四国大学、阿南高専非常勤講師。

新居ヴァサンティ
1959年ボンベイ生まれ、血液型AB型、乙女座。
アフマダバード環境工科大学大学院修了。
B・V・ドーシ事務所、東京・沖縄の建築事務所を経て、新居建築研究所を共同設立。

【新居建築研究所】


S邸の設計コンセプト

(建築家より)毎日のストレスや忙しさから心身が回復できるように自然素材をふんだんに生かした住空間をつくる。自然乾燥させた地場杉材を使用する。住宅団地の南側にある小高い山の緑に応答するように木造架構を組む空間をつくり、様々な居場所を包む。それぞれのライフスタイルと価値観をもつ二世帯がともに楽しく暮らしていく住まいとして、個性のある居場所が適度な距離感を保ち、外部環境と関係性をもつ多彩な暮らし領域を確保する。


建築データ

■家族構成:夫の父、夫婦
■構造:木造2階建て
■工法:在来軸組工法
■敷地面積:335.4平米(約101.6坪)
■床面積:
合計 133平米(約40.2坪)
1階 83.8平米(約25.3坪)
2階 49.2平米(約14.9坪)
車庫 25.7平米(約7.8坪)
■スケジュール:
設計期間:2015年5月~2016年4月
施工期間:2016年5月~2017年3月
■設計監理:新居建築研究所
■施工:アズマ建設

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建築家とつくる「徳島のいい家」
こだわりの注文住宅(168棟目)をご紹介します

[阿南市・T邸]
設計:中村正則
施工:小野建設

Contents

[1]House photo コレクション
[2]
レポート&インタビュー
住宅取材のプロライターが施主と建築家にききました
[3]
建築家プロフィール
[4]
設計コンセプト
[5]
建築データ

House photo コレクション

「自然と共に家族が笑顔になれる」

[1]光と風だけでなく、2階で遊ぶ子どもたちの声までも運んでくる吹き抜け。書斎や寝室の障子を開けて1階の様子を伺うこともできる。


[2]2階バルコニーの下に設けたサンルーム。壁の一部に設けた庵治石がデザイン性を高めている。玄関と直接つながっているため客間としても活用できる。


[3]玄関からLDKを臨む。床や天井に張り巡らされた無垢の杉材が心地良い。キッチンには裏庭の緑が見えるように大きな窓を設けている。

[4]15センチほどの小上がりを設けた和室スペース。まだ子どもたちが小さいため、現在は家族の寝室としても活躍しているそう。

[5]1階奥に設けた和室スペースから玄関方面を臨む。仕切りや廊下と呼べるスペースは一切なく、ひたすら開放的で心地良い空間が広がる。

[6]開放的な2階のプレイルーム。将来的には建具や本棚などでゆるやかに仕切ることもできる。一直線につながるテーブルは80センチ幅の無垢材を使用。


[7]庭との関係性を重視した家づくりも中村さんの信条の一つ。砂利の上を走る子どもたちの足音は、キッチンに立つ奥さまにも届いている。

[8]ハイサイドライトや1階のサンルームから、光と風をたっぷり取り込むことが可能。夜には、行灯のような温かい表情が浮かび上がる。


レポート&インタビュー

家族の気配を感じる開放的な間取り

玄関を入ると、無垢の杉材に包まれた開放的なLDKが目前に広がる。家の中央には吹き抜けがあり、奥さまが立つキッチンや2階の子ども部屋、書斎や寝室をゆるやかにつなぐ。

家のどこにいても家族の気配が感じられるナチュラルな空間を創り出したのは、建築家の中村さん。日々の暮らしの中で家族がコミュニケーションを深めながら、小さな子どもたちが元気に伸び伸びと育っていける家づくりを目指した。

「奥にある和室スペースを含め、1階にはほとんど仕切りを設けていません。現在は2階の子ども部屋も一つの空間として使っているため開放的な生活を送っていただけます」

現在、小学生の2人の子どもを持つ施主が家づくりを検討し始めたのは4年ほど前のこと。建てようネットのライブラリーを活用し、さまざまな建築家の資料に目を通しながら理想のパートナーを絞り込んだ。

「無垢材を用いた家づくりはもちろん、家族の一体感を生み出す中村さんの設計力に魅力を感じました」とご主人。50以上にも上る希望や要望を一冊のノートにまとめ、何度も打ち合わせを重ねたそうだ。「疲れて仕事から帰ってきた後も一生懸命に中村さんからの返信メールを確認していましたね」と奥さまは当時を振り返る。


実家や近所との間に気持ちの良い距離感を

 主人の実家の敷地内に新築するにあたり、中村さんが大切にしたのが母屋との適切な距離感。外構も含め、お互いが心にゆとりを持って気持ち良く暮らせ るための設計を心掛けた。

「ご実家との間に生け垣を設けることによって穏やかな家族づきあいを育むことができます。さらにキッチンの窓の向こうに木を植えることで、緑豊かな風景を演出しながら、それぞれの家庭のプライバシーも優しく守れています」

また、中村さんの提案により、玄関のすぐ横にLDKと一つにつながるサンルームを設置。ガラスで仕切ら れた壁は屋内と庭をつなぐ中間領域となり、あふれるような光と風を1階全体に届けている。

「冬場は暖房なしで一日いられるほど暖かく、ゲストの方も気持ち良く迎えられる場所となっています。最 近は断熱にこだわる余り家を壁で覆うケースが増えていますが、太陽エネルギーや風通しを活かすことの方が本当の意味での省エネであり、豊かさだと思っています」

家族専用の下足室からお風呂場へと直行できる導線も、育ち盛りの子どもたちの行動を考えてのこと。

「これから歳を重ねて家族のライフスタイルが変わっても、この家ならきっと幸せになれる自信があります」と奥さまは笑顔で話してくれた。


Tさんの夢を叶えた建築家

[プロフィール]
中村正則
1952年生まれ、血液型O型、獅子座。
法政大学工学部卒。
森下建築設計事務所を経て、独立。
一級建築士。
建築士会バリアフリー研究会、徳島ユニバーサルデザイン研究会に所属。

T邸の設計コンセプト

新居での生活が1年を過ぎ、マンション生活との大きな変化は、奥様が友達を招いての交流、子供達の休日はあすたむらんどやゆめタウン通いから自宅の庭や周辺での外遊び、そして何より残業続きで帰宅の遅かったご主人の帰宅が早くなり休日も庭作業や子供との時間が増えたこと。家+庭の自然な『家庭生活』の始まりである。

建築データ

■家族構成:夫婦+子供2人
■構造:木造2階建て
■工法:在来軸組工法
■敷地面積:361.67平米(約109.6坪)
■延床面積:
合計 135.3平米(約41.0坪)
1階 80.2平米(約24.3坪)
2階 55.1平米(約16.7坪)
■スケジュール
設計期間:2015年7月~2016年7月
施工期間:2016年8月~2017年2月
■設計監理:M&N都市建築設計事務所
■施工:小野建設

建築家とつくる「徳島のいい家」
こだわりの注文住宅(167棟目)をご紹介します

[徳島市・K邸]
設計:久住高弘
施工:司工務店

Contents

[1]House photo コレクション
[2]
レポート&インタビュー
住宅取材のプロライターが施主と建築家にききました
[3]
建築家プロフィール
[4]
設計コンセプト
[5]
建築データ

House photo コレクション

非日常の豊かさに満ちた、市街地の家族生活

[1]1階の玄関フロアから中庭を臨む。夜になると1階の客間や2階の寝室が柔らかな光とともに浮かび上がり、非日常の豊かさを運んでくる。


[2]家の中央に設けられた中庭。上部の連続するルーバーによってビルからの視線を遮っている。開放感を高めるフロストガラスの一部は、屋外からの出入り口として使用できる。

[3]シンプルかつ機能的な作り付けのキッチン。スリット窓からの風景が開放感を高める。南側の準備室に冷蔵庫や食品を収納しているため、キッチン周りはいつもスッキリ。

[4]キッチンからリビング、そして中庭を臨む。食卓のペンダント照明やフロアスタンドによって照度をコントロール。壁には吸湿性に優れたドイツ漆喰を使用している。

[5]ビルが立ち並ぶ東側には窓を設けず、コンクリート打ちっ放しの壁によって視線をシャットアウト。上部のハイサイドライトから光を取り込んでいる。

[6]子どもたちと一緒に寝られるよう、寝室は畳スペースに。中庭を挟んで正面にLDKが見えるため、いつも家族の気配を感じることができる。


[7][8]商業ビルが立ち並ぶ市街地にフィットしながらも、住宅としての表情を残すファサード。2階のスリット窓がデザイン性をさらに洗練させている。


レポート&インタビュー

市街地の喧噪の中で家族だけの安らぎ空間を

子どもたちの成長によってマンションが手狭になり、新築を決意した施主。長い間、空き家となっていた実家の建て替えを行うにあたり、クリアすべき課題は山積していた。

「商業施設が建ち並ぶ市街地なので、いかにしてプライバシーを確保しながら心地良い空間を生み出すかを考える必要がありました」とご主人。以前から建築に興味を持っていたこともあり、家族とともに建てようネットに足を運んだのが家づくりのスタートだった。

「建てようネットのライブラリーでは、ホームページや雑誌にはない物件や情報をたくさん見ることができました。実は当初から久住さんにお願いする方向で気持ちが固まっていたのですが、担当者の方から『念のため、いろんな建築家に会ってから決めた方がいいですよ』とアドバイスをいただいて。結局は久住さんにお願いすることになりましたが、いろんなタイプの建築家とお話をさせていただいたことで、悔い無く家づくりに専念することができました」

実際の家づくりでは、施主の要望を一つずつ丁寧に聞き取りながら、間取りやデザインを決定。「要望を議事録としてまとめていただき、それをもとに打ち合わせを繰り返したので、頭の中は常に整理された状態でした」と奥さまは話す。


屋内を光で満たす中庭とハイサイドライト

周囲のビルや国道を走る車からの視線や騒音を防ぐため、外観にはコンクリート打ちっ放しの壁や耐熱強化ペアガラスを採用。高いビルが立つ東側には一切の窓を設けず、中庭やハイサイドライトによる採光計画を行った。間口が7メートル弱という縦長の敷地にも関わらず、屋内は柔らかな光で満たされている。

「ご主人の希望でもあった中庭を家の中央に配置し、リビングや寝室、客間などに光や風を取り込みました。LDKを2階に配置したのも、中庭の豊かな環境を最大限に活かすためです」と久住さん。夜になると各部屋の明かりが中庭を通じてつながり、家族の気配をダイレクトに感じることができる。

また、キッチンの壁に設けたスリット窓からは、眉山の緑豊かな風景を取り込んだ。ビルが立ち並ぶ市街地にありながらも、唯一、視界が抜ける方向に窓を設置したことで、暮らしの豊かさを飛躍的に高めている。

さらに、ダウンライトやフロアスタンド、ペンダント照明などを駆使した絶妙な照度のコントロールも久住さんの得意分野の一つ。北欧のような落ち着きのある明るさを各部屋に採用することで、リゾートホテルのような非日常の豊かさを日常に取り込んでいる。市街地の喧噪の中でも、安らぎに満ちた暮らしは実現できるのだ。


Kさんの夢を叶えた建築家

[プロフィール]
久住高弘
1954年生まれ、血液型A型、蟹座。
修成建設専門学校卒。
久住建築設計事務所入所、1996年から代表取締役。
一級建築士。

K邸の設計コンセプト

市街地で外部に閉じながら、中庭と4つのハイサイドライトで暮らす。外部とは耐震に優れたコンクリート壁で、また窓は耐熱強化ペアガラスで閉じる。中庭は東西28.4mの中央に設けられ、それを居室、階段室ホールが取り囲む。LDKは中庭に面し、大面積のハイサイドライトと唯一外部に開けた横長窓が内部空間を演出する。

建築データ

■構造:鉄筋コンクリート造
■工法:壁式工法
■敷地面積:354.37平米(約107.19坪)
■延床面積:
合計 255.35平米(約77.24坪)
1階 120.02平米(約36.30坪)
2階 135.33平米(約40.94坪)
■スケジュール
設計期間:2015年8月~2016年4月
施工期間:2016年4月~2017年3月
■設計監理:久住建築設計事務所
■施工:司工務店

家を建てるための資料やノウハウがいっぱいあります。
小さな子供を連れて行きましたが、おもちゃやベビーベッド等もあり安心して相談することができました。
[W様]

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